1月の長崎に降り立つと、海からの湿った冷たい風が吹いていた。小学生以来、20数年ぶりに仕事で長崎を訪れたのだ。空港から高速バスに乗り、揺られること30分超、長崎の中心部・思案橋に到着した。
普段、旅先では現地のスーパーへ立ち寄ることが多い。その土地の食文化を垣間見るのが楽しいからである。長崎には、すり身が目立った。鍋の具材にするのであろうか。
醤油・味噌コーナーもその土地の食文化が表現される場所である。
仕事場所に荷物を置き、周辺でランチを探すことにした。長崎に着いたらちゃんぽんを食べると決めていたので、自らの嗅覚を頼りに店を探した。
見つけた店は長崎にありながら「よこはま」という名前だった。店内は昭和の雰囲気が漂っているが、清潔感があり活気に満ちていた。
豊富なメニューに迷ったが、初志貫徹、ちゃんぽんを注文。コクがありながらもあっさりとしたスープに、熱々に炒められたイカゲソや野菜が美味しい香りを醸し出していた。
冬の冷えた体に染み渡るちゃんぽんを求めて、長崎へ訪れてみてはいかがだろうか。比較的、ほかの土地と比べて、格安で宿泊できる様子であった。
今回は一泊二日、始発便で羽田から長崎へ入り、始発便で帰京した。市内から空港へのアクセスは高速バスが便利である。市内から約20分おきに空港行きバスに乗ることができる。ぜひ、長崎へ足を運んでみてはいかがだろうか。